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新国バレエの新星・井澤駿、「トロイ・ゲーム」力強い踊り…奮闘中

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新国バレエの新星・井澤駿、「トロイ・ゲーム」力強い踊り…奮闘中

「先輩ダンサーでもある兄がアドバイスをくれ、刺激になります」と話す井澤駿(野村成次撮影)

 昨年12月に新国立劇場バレエ団に入団して3カ月で、「シンデレラ」の王子役で主役デビューした井澤駿(22)。手足の長い恵まれた容姿と気品漂う踊りが注目を浴びた新星だ。3月は一転して、男性ダンサーだけで力強く、時にはユーモラスに舞う「トロイ・ゲーム」(ロバート・ノース振り付け)に出演する。

 「合気道や空手などの武術を取り入れた踊りで、クラシックバレエの動きとは使う筋肉が違います。コメディー的な場面もあり、楽しんでいただけると思いますが、肉体的にはハードです」

 古代ギリシャの戦士をモチーフに1974年、ロンドンで初演され、世界各国で上演され続けている作品。稽古場では、男性ダンサーが太鼓のリズムに合わせ、組み体操のような動きや心浮き立つようなサンバまで見せていた。

 「このタイプの踊りは初めてで、踊っている最中、叫んだりします。慣れない踊りは勉強になります」

 謙虚に話すが、2012年、世界的な若手ダンサーの登竜門、ユース・アメリカ・グランプリで銅メダルを獲得するなど海外コンクールでの実績も十分だ。

 4歳上の兄(Kバレエカンパニーの井澤諒)を追うように4歳でバレエを始めた。大学入学で群馬から上京後は国内外の大会で次々と実績を残した。4月も「こうもり」のヨハン役で主演予定。「順調過ぎて夢のようですが、実力が追いついてない」と、稽古に力が入る。

 公演は3月14、15、19、21、22日(出演者は日程によって異なる)、東京・渋谷の新国立劇場((電)03・5352・9999)で。(飯塚友子)

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