産経ニュース

【レコード大賞考】「出来レースでは?」国民的番組『レコ大』の存在意義は視聴者に認められているか

エンタメ エンタメ

記事詳細

更新

【レコード大賞考】
「出来レースでは?」国民的番組『レコ大』の存在意義は視聴者に認められているか

「第56日本レコード大賞」のオープニングで登場した 三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBE(中央)。右端は、AKB48=平成26年12月30日、東京都渋谷区の新国立劇場(戸加里真司撮影)

 三代目 J Soul Brothers from EXILE TRIBEの「R.Y.U.S.E.I.」に決まった、昨年末の第56回日本レコード大賞(レコ大)。TBS系での発表の生中継は長年、年末年始を代表する国民的番組として親しまれてきたが、昭和50年代をピークに視聴率はこの20年近く、20%を超えられないでいる。識者からは賞の存在感低下を危ぶむ声が上がる一方、関係者は“復権”に向けた模索を続けている。

「作品をランク付けするのか」

 レコ大は昭和34年、日本作曲家協会会長だった作曲家の古賀政男と、服部良一、音楽評論家の平井賢が中心となって創設された。前年に始まった米グラミー賞をヒントに、対象年度に発売された作品の中から、その年度を代表する大きな支持を集めたものを顕彰する賞だ。

 ただ、TBS社史「TBS50年史」によると、賞創設当時はレコード会社が「われわれの作品にランク付けするのか」と怒り、大半が共催を断るなど、理解は得られなかったようだ。そんななか、テレビ局で唯一、理解を示したのがTBS(当時はKRT)。賞に出資し、毎年、受賞発表の様子を放送した。

 昭和40年代中頃からテレビ歌謡曲の全盛期が到来すると看板番組に成長し、52年の第19回(大賞は沢田研二「勝手にしやがれ」)の視聴率は、過去最高の50・8%を達成。ほかの民放局が「新宿音楽祭」「日本歌謡大賞」といった音楽祭や音楽賞を相次いで放送する先駆けにもなった。

このニュースの写真

  • 「出来レースでは?」国民的番組『レコ大』の存在意義は視聴者に認められているか
  • 「出来レースでは?」国民的番組『レコ大』の存在意義は視聴者に認められているか
  • 「出来レースでは?」国民的番組『レコ大』の存在意義は視聴者に認められているか

「エンタメ」のランキング