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【ロケ地巡りの旅】映画「紙の月」 宮沢りえさんが働くのはオハナコート(水戸市)の旧常陽銀行出張所だった

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【ロケ地巡りの旅】
映画「紙の月」 宮沢りえさんが働くのはオハナコート(水戸市)の旧常陽銀行出張所だった

ロケセットが残されているオハナコート内の旧常陽銀行双葉台出張所=水戸市双葉台

 国道50号を水戸市街から笠間市方面に進む途中、常磐自動車道水戸インターチェンジの手前を北に向かうと、整然と並木が続く住宅地が現れる。色付いた落葉樹に導かれるように向かった住宅地の中心に、近代的な建物が見えてきた。

 公園をバックに、アパートや商店が一体となった中核施設「オハナコート」。その一画にある旧常陽銀行双葉台出張所などで、映画「紙の月」のロケが行われたのは、今年1月から3月にかけてのことだった。

 主人公の主婦が契約社員として働くのが銀行。ただ、実際の銀行の店舗でのロケは、セキュリティーの問題などから制限が多い上、長期間は難しい。そんな時、白羽の矢が立ったのがこの店舗。実際に銀行として使われていただけあって、ロケにもってこいだったという。

 施設を所有する水戸市の不動産会社、ゴールデンハーベスト賃貸・情報管理部店長の清水静(きよ)志(し)さんは「つい最近まで銀行だった店舗を使うのですから、外観はもちろん、銀行のリアリティーを演出するには絶好の場所です」と話す。居抜きの店舗には今もそのままロケセットが残されているが、カウンターや天井からぶら下がる表示板などは、銀行の支店そのものだ。

 オハナコートのある「双葉台団地」は、昭和50年代初めに雑木林を県と水戸市などが開発した住宅地。双葉台地区住民の会の吉野孝会長(83)は「郊外に造られた新しい街は、当時の若者の憧れだった」と振り返る。

 しかし、開発から30年余り、住民には高齢化が進み、施設内の店舗には下りたままのシャッターも目立つ。ただ、最近はそうした空き店舗に、おしゃれなレストランがオープンし、若者に人気を呼んでいるそうだ。

 時代とともに街は変わる。銀行だった店舗は、次は何に生まれ変わるのだろうか。(水戸支局 小島優)

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