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【追悼】山口洋子さん 「詞から絵が浮かぶ…こんな人いません」平尾昌晃

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【追悼】
山口洋子さん 「詞から絵が浮かぶ…こんな人いません」平尾昌晃

平尾昌晃さんと対談する山口洋子さん(右) =平成10年3月

 《五木さんは昭和48年、「夜空」で日本レコード大賞を受賞する》

 山口さんは会話をしているうちにアイデアを見つけるのがとてもうまい人でした。軽井沢に山口さんの別荘があって、夏に呼んでくれたんです。五木君やたくさんのスポーツ選手もいました。バーベキューをやって、マージャンをして。

 山口さんと僕とで縁側に座って夕涼みをしていたんです。僕が「この夜空はいくら眺めていても見飽きないよ」と感動して言ったら、「いいねそれ、『夜空』でいこうか」って。普通は詞が先でそれに曲をつけるんですが、今までにない曲にしたかったので、「メロディーを先に作るから、それに詞をつけて」ってお願いしたら、挑戦してくれました。

 僕が東京に帰って、2週間くらいで曲を書いて渡したら、山口さんはほんの1週間くらいで詞を書き上げました。後で聞いたら、あの人は午前中に詞を書くそうなんです。夜の間にイメージして。午前中は頭がすっきりしていいんですって。午前中じゃないと詞がぼやけるとも言っていましたね。

 《山口さんは東京・銀座で高級クラブ「姫」を経営していた。政財界はもちろん、多くの芸能人やスポーツ関係者に愛された》

 中条きよし君に「うそ」を書きましたが、書く前は、「中条君は二枚目だから難しいよね」と言っていたんです。そんなとき、店のホステスさんから、「ママ聞いてよ、彼の家に行ったら、口紅がついたたばこの吸い殻があったの」と相談されたそうなんです。山口さんはアドバイスをしたそうなんですけど、ちゃっかりしていますよね、歌にしてしまうんだから。

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