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【インタビュー】フジテレビ編集委員・風間晋さん(上)困難な取材に工夫とこだわりで挑む日々

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【インタビュー】
フジテレビ編集委員・風間晋さん(上)困難な取材に工夫とこだわりで挑む日々

 北方領土は交流事業を除けば、ロシアのビザを取らなければ事実上訪問ができない。しかしビザ取得は日本政府が自粛を要請しており、通常の取材を行うことは極めて困難だった。

 そのため風間氏は知人のロシア人ジャーナリストと話し合いを深め、彼が取材した映像を購入する形で北方領土の現状を報じた。ロシア政府により着々と開発が進む北方領土の映像は、多くの視聴者に衝撃を与えた。その後、他社も同様の手法で報道した。

 風間氏は「北方領土は日本固有の領土。しかし僕らは、その今を知らない。そこでロシア人がどのような生活をして、メドベージェフが来ることをどう思っているのか。領土問題を解決する前提として、知っておくべきことだ」と語る。

 独自の視点は、外務省出身という異例の職歴が生み出しているのかもしれない。大学卒業後、8年間外務省で勤務し、その後、フジテレビに転職した。

 「役所の仕事は担当範囲のなかできちんと積み重ねることが基本。でも僕は、やじ馬的にあれこれかかわりたくなっていたのです」

 家族が録画してくれたテレビニュースを帰宅後の深夜、まとめて見るのが日課で、「番組の最後に職務経験者募集のスポット広告が出ていて応募してみようと思った」。意外な転機を、屈託のない笑顔で語った。

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