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【ニッポンの分岐点】アイドル(4)「未完成」の成熟 疑似恋愛から共感、応援へ

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【ニッポンの分岐点】
アイドル(4)「未完成」の成熟 疑似恋愛から共感、応援へ

 平成に入り、歌って踊る女性アイドルは昭和期のような求心力を失っていく。潮目を変えたのは「モーニング娘。」の登場。そして「AKB48」のブレークが、日本中に空前のアイドルブームを呼び起こしていく。

新たな「憧れ」の下地

 「落とすのが惜しい子たちがいる」

 平成9年、テレビ東京系オーディション番組「ASAYAN(アサヤン)」で行われた「シャ乱Q女性ロックヴォーカリストオーディション」。後にモーニング娘。のプロデューサーとなる、つんく♂(45)や番組スタッフは9月、最終選考で落選した女性5人に「敗者復活」の機会を設けた。

 自主制作CDを5万枚売ればデビューできる-。そんな難題を課された彼女たちの奮闘が番組で放送されると、各地のイベントに視聴者が殺到。テレビを媒介にファンが自らの手で行動し、新時代のアイドル誕生の背を押した。

 平成に入り、バラエティー番組で活躍する「バラドル」やグラビアで活躍する「グラドル」など、アイドルの細分化は進む。音楽CD市場も活況を呈していたが、安室奈美恵やSPEEDといった若い女性歌手はアイドルというより「女性アーティスト」と呼ばれることが多かった。

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