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【流行るかな?散歩】ロックバランシング 気づけば熱中…気持ちいい

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【流行るかな?散歩】
ロックバランシング 気づけば熱中…気持ちいい

□エッセイスト・宮田珠己

 ロックバランシングとは、石をバランスよく重ねていくアートのこと。あまり知られていないが、近年欧米で愛好者が増え、世界規模のイベントも開かれている。面白そうでもあり、意図がわからない感じもあり、話を聞いてみようと、日本における第一人者、石花ちとくさん(44)に会いに行った。

 指定された多摩川の河原へ出向くと、小学生のお子さんを連れた男性が現れた。ちとくさんは、ごく普通のお父さん。これで食べているわけではなく、平日は会社勤めだそうである。そりゃ、そうか。

 ちとくさんが、ロックバランシングを始めたのは、今から5年ほど前のこと。インターネットで知り、あるとき子供を公園で遊ばせている間に、ひまなので石を拾って重ねてみたそうだ。それ以来、その面白さにハマって、これに「石花」という日本名をつけ、石花会を設立。各地でワークショップやイベントを行っている。

 さっそくやっていただくと、ものの数分で4つの石を積み重ねた。すごい。一番上に丸い大きな石が、まさしく花のように立っている。平たく重ねたのではつまらない。美しさとありえなさが大切なのだ。

 ただ私がわからないのは、重ねてそれでどうするのかということである。作品として売ることもできないし。大道芸みたいなもの?

 まあ、つべこべ言わずやってみた。私には無理かと思ったら、2つ3つの石なら、時間をかければ立てられることがわかった。気がつくと熱中しており、小さな石の上に大きな石を立てられたときは思わずガッツポーズ。オモロいがな!

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