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「一つ殻破り前へ」 ローザンヌ優勝 二山治雄が米留学

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「一つ殻破り前へ」 ローザンヌ優勝 二山治雄が米留学

 今年2月、若手舞踊家の登竜門ローザンヌ国際バレエ・コンクールで優勝し、4月にもユース・アメリカ・グランプリ(YAGP)のシニア部門(15~19歳)男子で1位の快挙を成し遂げた二山(にやま)治雄(17)。長野県の注目の高校3年生は、9月からアメリカにバレエ留学する。海外コンクールの熾烈(しれつ)な現場で刺激を受け、「殻を破れるように」と一層の飛躍を誓っている。(飯塚友子)

 「優勝は先生のご指導のおかげです。取材があったり、周囲の反応にビックリしています」

 はにかんだ表情で、穏やかに話す。ローザンヌを沸かせた「ラ・バヤデール」の戦士のソロをYAGPでも踊ったが、演技後は観客の歓声や拍手が鳴り止まなかった。「初めての経験で驚きました。ローザンヌと雰囲気が全く違い、一足先に留学先のアメリカの空気に直に触れられて、よかったです」

 審査過程では、場所や段取りが決まった中で踊れるローザンヌとは違って、YAGPでは各ダンサーがアピールのため、前へ前へと位置取りに出てきて、二山が押しのけられてしまう場面もあったという。

 指導する白鳥(はくちょう)バレエ学園(長野市)の塚田まゆりさんは「普段から周囲に気を遣う、気持ちの優しい子。でも彼はYAGPで、世界で踊るには精神的にもタフでなければいけないことを感じたはず」と思いやる。

 激しい競争に戸惑いながらも、二山は結果として、実力を認められた。「少しは自信になりましたが、精神的にも表現面でも、一つ殻を破って前に出ていかなければいけないと感じました」

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