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荘村清志デビュー45周年 師・イエペスへの思い胸に記念CD

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荘村清志デビュー45周年 師・イエペスへの思い胸に記念CD

 ■感情がにじみ出る「音」

 日本のギター界を常にリードしてきた荘村清志(66)が、デビュー45周年を迎え、記念CD「アルハンブラの想い出」(EMI、3086円)をリリースした。「最近は、頭で考えて音楽を作っていくのではなく、一音一音の意味を感じて弾くことで、感情が音からにじみ出てくるような演奏をしたいと思っています」と話す。(モーストリー・クラシック編集部 平末広)

 9歳からギターを始めた。巨匠ナルシソ・イエペスの来日時にその才能を認められ、16歳で単身スペインにわたり、4年間師事。世界のギター界を肌で感じた最初の世代だ。日本を代表する作曲家の一人、武満徹に最初にギター曲を委嘱するなど、日本のギター界の視座を世界に拡大した先駆者でありながら、いまなおトップ奏者として走り続けている。

 「いつも言っていることですが、われわれは頂上のない山を登り続けています。だから、ここまでやればもういいということはないし、年を経るごとに分かってくることも多い。今は、ここは悲しいところだから悲しく弾かなければと自分で作る次元ではなく、その楽曲を弾き始めたら無性に悲しみがこみ上げてきたというようなことが一番大事だと感じています」と45年を振り返る。

 今回のCDのテーマは、イエペスのレパートリーを含んだスペインの曲集。スペイン民謡を映画「禁じられた遊び」のためにイエペスが編曲した「愛のロマンス」、イエペスが得意としたタルレガの「アルハンブラの想い出」などが収められている。

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