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映画「ウォルト・ディズニーの約束」から見えてくるもの

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映画「ウォルト・ディズニーの約束」から見えてくるもの

 ■「メリー・ポピンズ」新たな魅力

 珠玉のミュージカル映画「メリー・ポピンズ」が誕生して50年。その製作秘話を描いた「ウォルト・ディズニーの約束」(ジョン・リー・ハンコック監督)が21日に全国公開される。改めてこの不朽の名作の魅力を探ってみると-。(藤井克郎)

 「『メリー・ポピンズ』はどこか不鮮明な映画だなという印象があった。実写とアニメが共演する楽しい映画かと思ったら、アニメの場面は少ないし、大人向けか子供向けかよくわからない。でも今度の新作を見て氷解しました。メリー・ポピンズは女のお手伝いさんだけど、父親的な存在だったんですね」と、インターネットでメールマガジン「映画の友よ」を配信している評論家の切通(きりどおし)理作さんは分析する。

 「ウォルト・ディズニーの約束」は、童話「メアリー・ポピンズ」の作者、P・L・トラバース(エマ・トンプソン)が、ウォルト・ディズニー(トム・ハンクス)の熱烈な要望で映画化に応じるという物語。幼少期の思い出を交錯させながら、トラバースの父親への思いが映画に反映されていく過程が興味深い。

 トラバースの評伝の著者、武蔵野大非常勤講師の森恵子さんは「彼女は映画化で童話の人気が出たことに対しては感謝していたが、映画は気に入らなかったようだ」と言う。

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