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【AKB現象の裏側】「選対本部」「どぶ板」…永田町顔負け 総選挙は「民主主義のエンタメ化」

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【AKB現象の裏側】
「選対本部」「どぶ板」…永田町顔負け 総選挙は「民主主義のエンタメ化」

 AKB48の次期シングル曲を歌う権利をかけた「第5回選抜総選挙」の開票イベントが6月8日、横浜市の日産スタジアムで開かれる。デビューから8年。新作CDを出すたびにミリオンセラーとなり、いまや「国民的アイドル」と呼ばれる一方、ファンの熱狂ぶりには冷ややかな視線も向けられる。“AKB現象”を支えるファン心理とは…。

CD大量購入「あの子が喜んでくれるから」

 「AKBは好きでも、特定のメンバーは大嫌いだとか、好きなメンバーは1人しかいないというファンも多い。AKBは(価値観が)多様化した社会の象徴ともいえる」。AKB48に詳しい批評家(情報社会論)、浜野智史氏(32)はそう分析する。

 大阪、名古屋、博多や海外の姉妹グループを含めるとメンバーは約340人。ファッションモデルも務めるメンバーがいれば、「天然ボケ」と呼ばれる緩い感じのメンバーや、素人同然のメンバーもおり、そういう意味では個性的だ。

 ◆自分が育てる楽しみ

 「国民的」といえば、かつて圧倒的な歌唱力やカリスマ性で老若男女を問わず魅了した美空ひばりさんや、山口百恵さんらが思い浮かぶが、浜野氏は「AKBの場合は歌が下手だったり、踊りが不得意だったり。むしろ『未完成』のメンバーが成長していく過程をめでる『育成ゲーム』のような楽しみが、ファンの心をくすぐった」とみる。

まさに“どぶ板選挙”

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