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【話の肖像画】歌手・高橋真梨子(64)(1)原点はスタンダードジャズ

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【話の肖像画】
歌手・高橋真梨子(64)(1)原点はスタンダードジャズ

 父が何度も私に言って聞かせたのは、「東京には行くな」ということでした。博多でライブ活動をするよう言われていました。今のように東京、博多間を簡単に行き来できる時代ではありません。私も当時は何も知らない子供ですから、東京では自分は通用しないだろうと考えていました。あのころは実力優先の時代でしたし、うまい歌手もたくさんいましたし。

 中学生のころには、こっそりナイトクラブで歌っていました。お客さんの少ない時間に少しだけですけど、緊張しました。クラブで歌うときは感情を入れて歌わなきゃいけないんだと感じましたね。16歳のときに父親が亡くなりました。すると周囲の人たちが「東京に行け」と勧めるようになりました。そんなとき、芸能事務所の関係者が声をかけてくれて、東京に行くことになりました。

 〈上京して「スクールメイツ」のメンバーとなる。踊りや演技の勉強をするが、望んでいたソロ歌手としてのデビューはかなわなかった。本格的な歌手になりたいという目標とアイドル路線を突き進む事務所との方向性は最初から違っていた。結局、3年ほどで事務所を辞めて博多に帰ることに〉

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