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深作欣二監督没後10年 「仁義なき戦い」公開40周年 息子、健太監督が語る

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深作欣二監督没後10年 「仁義なき戦い」公開40周年 息子、健太監督が語る

陰惨な話…でも映像は明るい

 深作欣二監督(1930~2003年)の代表作の一つで、戦後の広島やくざ抗争を独特のせりふ回しや迫力ある撮影で見せつけ、一世を風靡(ふうび)した映画「仁義なき戦い」が、劇場公開から13日で40周年を迎える。これを記念し、シリーズ化された初期5部作が3月に初めてブルーレイボックスとして発売される。深作監督没後10年となる1月12日からは、東京・池袋で特集上映も開催。同監督の長男で映画監督の深作健太氏(40)に、「仁義なき」シリーズと父親について語ってもらった。(市川雄二)

グレずに済んだ

 健太氏は第1作製作準備中の47年に生まれ、中学生のときレンタルビデオで初めて見た。

 「それまでのやくざ映画といえば、いいやくざが悪いやくざを倒す正義の映画だったけれど、『仁義-』は格好いい面の裏側をクローズアップした。僕自身、反抗期でグレかけていたが、もっと悪い(世界を描いた)のがおやじだったのでグレずに済んだ(笑)。初めて尊敬できた」

 子供のころ一緒に遊んでもらった役者たちの人柄と役柄の落差にも驚いた。「正義の味方役が多い温厚な千葉真一さんは、2作目で、股間をかきながら人を殺しまくるシリーズ中で一番凶暴なやくざを演じた。振り幅の大きさが面白く、本物だと思えた」

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