“レジェンド”バーヨーク・リーが語る 時を超え愛される「コーラスライン」 - 産経ニュース

“レジェンド”バーヨーク・リーが語る 時を超え愛される「コーラスライン」

 ブロードウェー・ミュージカルの傑作「コーラスライン」の来日公演が、9日まで東京国際フォーラム(千代田区)で上演中だ。演出・振り付け・再構成は1975年の初演時、出演したバーヨーク・リー。昨年、米演劇界の最高栄誉、トニー賞で功労者を対象にした特別賞を受賞した“レジェンド”だ。
 「マイケル・ベネットの作品、演出、振り付け、そして情熱を忠実に次代に伝えるのが私の使命」。オーディション会場でのダンサーの人生が錯綜する様子をつづった同作は、初演時にトニー賞9部門に輝き、当時の史上最長ロングラン公演に(90年閉幕)。85年には映画化され、2006年からリバイバル版が上演。今回、7年ぶりの来日公演となる。
 ベネットが、名もなきダンサーたちを描きたいと始まった作品。ベネットはリーを含む仕事のないダンサーを集め、「自分のことを話して」と問い、それぞれが舞台に立ちたい理由や家族について話したという。
 「一人一人の物語をもとにショーができ、こんなに歴史に残る作品になると思わなかった。世のダンサーへの見方も変わった」
 リーは、ベネットの助手を務めた。「リバイバル版」の演出を担った当初は手を加えようとしたが、「元のままでいい」と気付いた。「どの時代、どの国でも家族関係など問題は変わらない」
 だからこそ、時を超え愛される。「ステージ上の彼らは、夢に向かい続けた。自分も希望と情熱を持って生きたいと思ってもらえたら」。(電)0570・550・799。(橋本奈実)