クラシック名盤 フランツ・シュミット:交響曲第4番 ロマン派の伝統受け継ぐ

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フランツ・シュミット交響曲第4番のCD

 オーストリアの作曲家フランツ・シュミットの代表作。フルネームで表記したのは同時期のフランスの作曲家フローラン・シュミットと区別するため。

 ウィーン宮廷歌劇場のチェロ奏者として当時、芸術監督だったマーラーの指揮でも演奏した。同時に作曲家としても活躍、後にウィーン音楽アカデミー院長を務めた。交響曲第4番は、早生した娘の追悼のために書かれ、同院長時代の1933年に完成した。単一楽章だが楽想は4つの部分に分かれる。

 冒頭のトランペットのテーマが第1部で濃密に展開、第2部で葬送行進曲的な部分が現れ、第4部では冒頭の主題が回帰して曲が締めくくられる、後期ロマン派の伝統を受け継ぐ大作。

 大野和士の指揮、東京都交響楽団の演奏で(製品番号FOCD-9695)。(モーストリー・クラシック 編集部 平末広)

 フォンテック 3240円