できること数えれば楽しい プログラマー 若宮正子さん(83) - 産経ニュース

できること数えれば楽しい プログラマー 若宮正子さん(83)

若宮正子さん
 長生きすると何が起きるかわからないですね。アプリを開発したら、政府の委員になったり、アップルのティム・クックCEOと会ったり、国連で演説したり。すべてのことは80歳を過ぎてから起きました。
 私は他の人より好奇心が旺盛かもしれません。一番好奇心をくすぐられるのは海外旅行とテクノロジー。年を取ってできなくなるのは、地球上に転がっているおもしろいことのうちのいくつかだけ。今は車いすで出かけられるところも増えたし、目が見えにくくても文字が拡大できたり音声で聞けたりする。できなくなったことを数えるより、できることを数えた方が現実的な気がします。
 健康じゃないからといって、人生をあきらめることもない。ホーキング博士は車いすを使いながら、研究活動を続けました。パーツは取り換えられないので、体の経年劣化はうまくなだめて付き合っていくしかない。
 私自身も忘れっぽくなっていますが、メモリーに問題があるなら、脳みその外部記憶装置であるコンピューターに頼み、もっと人間にしかできないことをしたい。人生って、その気になればいくらでも楽しめるものじゃないでしょうか。