【産経新聞創刊85周年】新聞協会賞受賞者の声 寝食忘れ駆け回った経験が今に 宮本雅史編集委員 - 産経ニュース

【産経新聞創刊85周年】新聞協会賞受賞者の声 寝食忘れ駆け回った経験が今に 宮本雅史編集委員

宮本雅史編集委員
 遠い昔のことで記憶が薄れてしまった。今、やるべきこと、将来やりたいことの準備に追われ、振り返る余裕がなかったのかもしれない。
 四半世紀ぶりに記憶をたどると、私の場合、東京地検特捜部を2回にわたり計8年間担当した。365日、事件の裏付け取材に奔走、強敵・東京地検特捜部を相手に夜回り、朝駆けの繰り返し。30歳を超えたばかりで、記者としては駆け出しだった私はストレスで最初の1年でそれまで黒々としていた髪は真っ白に。
 体力をつけなければと“努力”した結果、暴飲暴食、不摂生がたたり、気がつくと60キロだった体重は80キロを超え、ウエストも1メートル近くまで肉が付いてしまった。
 特捜検察を相手に寝食を忘れて「マル特」を追いかけていたことだけを思い出すが、同時にこの経験があることで今があることに感謝。