「男らしい後輩だった」和田アキ子さん、目頭押さえ

西城秀樹さん通夜
西城秀樹さんの通夜に姿を見せた和田アキ子さん=東京都の青山葬儀所(撮影・中井誠)

 25日営まれた歌手、西城秀樹さんの通夜で、弔問に訪れた歌手の和田アキ子さんは、時折、目頭を押さえながら、次のように話した。

 「辛いですよね。一生懸命リハビリをして、現役でいることにこだわりを持つ、男らしい後輩でしたが、こんなことになって」

 「レコード会社も一緒でしたし、ただの後輩だと思っていたのですが、(闘病などの)報道を見たり聞いたりして、すごい人だなって。さっき、遺影に向かって『やあ』という感じで、『なんか本当にお前、すごいんだな』って。辛いです」

 「最後に会ったのが、5年前自分の番組(「アッコにおまかせ!」)で。2度目の(脳梗塞の)発症をした後で、リハビリをしている姿をテレビを通じて見てもらい、他人も勇気づけたい。自分も頑張ってる姿を見せたいと」

 「5年前の1月でしたが、信じられないぐらいの大雪で、番組(の収録スタジオ)で1時間ぐらい待ったんですけど、メドが立たない。3時間待って、もう(収録は)なしにすることになった。しかし、私は、楽屋で待った。彼は、結局4時間半かかって来た。そのとき足が不自由だったのに、ずっと車の中にいたんだと思うと、私は顔だけでも見たかった」

 「来て、『おい、大丈夫か』と尋ねた。『うん、ちょっと足、しびれているけどね』と言いながらマネジャーに支えられていた。『みんなが見てるから頑張れ』と言ったら『うん、頑張るよ』と」

 「先輩後輩の関係が厳しい時代でしたが、そういうのも関係なく、『おい、ヒデキ』『ねえアッコさん』と普通に話していた。本当に残念です。こういうことを言っていても今、むなしい」

 「彼が(球場公演の)パイオニアだったなんて知らなかった。外国のタレントさんが(来日公演で)来たときには、彼も必ずいて、そのアーティストがマイクをポンとけって回すようなことをやっていたら、ヒデキもすぐやっていた。『ヒデキ、お前、パクったな』というと、『バレた?』と。そういうのが走馬灯のように出てきちゃって」

 「初めて奥さんとお子さんとお会いしましたが、健やかに育ってほしい」

 「今日、ちゃんとお別れできてよかった。本当にゆっくり休んでください、ですね」