郷ひろみさん「背中を見て一生懸命に学んできた」

西城秀樹さん通夜
西城秀樹さんの通夜に参列した郷ひろみさん=25日午後、東京都港区の青山葬儀所

 25日営まれた歌手、西城秀樹さんの通夜で、弔問に訪れた歌手の郷ひろみさんは、次のように話した。

 「残念ですね。早すぎますね。残していった子供たちを見ると、余計に胸が痛い」

 「手を合わせているとひしひしと、(実感が)湧いてきますよね」

 「ずっと同時に生きてきた。僕がデビューしたときから毎日のように一緒にいました。一緒にいることが当たり前で育ってきた、という感覚があるのでね。ぽっかりと大きな穴が(心に)空いてしまったという感じですよね」

 「皆さんから『新御三家』というふうにいわれた。秀樹、(野口)五郎、それぞれに独特の個性をもっていたから、そういうふうにいわれたんじゃないかな。(西城さんは)僕にないダイナミックさというか、本当に素晴らしいものを持っていた。少しあとからデビューした僕は、背中を見て一生懸命に学んできた」

 「たしか2年ぐらい前の雑誌の対談で、秀樹、五郎、そして僕という3人で話をしたのが最後でしたね。まさか、こういうふうになるとは思っていなかったので、『歌を愛して、これからも歌い続けていこう』と言っていた。こういうふうになるのは残念です」

 「当事者でないと分からない苦しみ、そういうのがあった(と思う)ので、頭が下がる。相当、つらかったでしょうけれど笑顔で」

 「最初にデビューした五郎が長男で、次男が秀樹で、三男が僕という意識をずっと持っていたし。これからもその関係は変わらないと思っている。次男が先に逝くなんていうのはどうなんだろう。残念でしようがないですよね」

 「僕にないもの、歌唱法、動き、精神性を持っていた。『激しい恋』は、本当に彼を象徴するようなナンバーだった。『傷だらけのローラ』のようなスケールの大きい歌もあれば、『ヤングマン』のように国民がひとつになって笑顔で過ごす時期を作ってくれた。いろいろ忘れられない曲があります」

 「僕たちが、(63歳の寿命を)短いといっても、彼は僕たちの一生分を、一生懸命生きたんだろうなと思う。心から安らかに眠ってほしいと思います」