松井玲奈「海月姫」(フジテレビ系 毎週月曜よる9時)

TVクリップ
「海月姫」出演中の松井玲奈(佐藤徳昭撮影)

難しいなと思いながらも、自分なりの表現

 主人公をはじめ、ケタ外れのオタクらが集うアパート「天水館」を舞台に繰り広げられるシンデレラ・コメディー「海月(くらげ)姫」。普段と大きく異なる女優陣の姿も板についてきた。自らを「尼~ず」と称するオタクの1人、“鉄道オタク”のばんばさんを、アフロヘアーも印象的に演じ、その再現っぷりに、ファンの評価も高い。

 「映画もアニメもあったし、ドラマ化自体にはそんなに驚かなかったけど、どこまでやるのかワクワクしていました。難しいなと思いながらも、自分なりの表現をしています」

 劇中では、内田理央(26)演じる、“三国志オタク”のまややと行動をともにすることが多い。「まややが動ならばんばさんは静。まややのテンションがどれぐらいか」を冷静に見て演じているという。

 悩みもある。「目は、感情を伝えるのにとても大切。でもばんばさんは、(アフロで隠れているため)それが封じられている。思っているよりも全身で表現しなきゃ」と苦笑。足元しか見えないため、セット内の照明や水槽にぶつからないよう、気を使うことも多いという。

 自身も鉄道オタクであることはよく知られている。セット内にあるNゲージやプラレールといった鉄道模型も「美術スタッフさんと、『今日はどれにしましょうか。特急か、それとも在来線?』と話している」という。

 「私は車両の“顔”が好きなんです。新幹線の200系を初めて見たときは衝撃でした。愛知県出身なので、新幹線は白地にブルーのラインと思っていましたから、緑色に変わるだけで印象が変わるもんだなあ、と」

 話し始めると止まらなくなるほど、鉄道愛があふれる。タオルやつり革など、自身の持ち物もセットに持ち込んでいるという。

 撮影現場では、女子トークが花開く。女装姿での出演が多い瀬戸康史(29)も一緒にトークを楽しんでいる。主演の芳根京子(20)がカメラに凝っていて「集合写真を撮ることも多い」とか。そうしたオフショットが出演者のブログに掲載され、ファンを喜ばせている。

 ドラマはこの後、「尼~ずの面々は次の目標に向かって突き進んでいきます」という新局面に突入。5話で見せたオタクとは違う姿も含め、今後がさらに楽しみだ。(文化部 兼松康)

 〈まつい・れな〉平成3年生まれ、愛知県出身。20年、SKE48のオーディションに合格し、デビュー。松井珠理奈とともに「W松井」として、同グループを牽引した。27年に同グループを卒業後、ドラマ「フラジャイル」(フジテレビ)、「100万円の女たち」(テレビ東京)などのほか、バラエティー番組などでも幅広く活躍中。28~29年の舞台「新・幕末純情伝」では主演を果たした。