俳優、小澤雄太 ウルトラマンジードをサポートするゼロに変身「やっと僕もお父さん役」とサラリーマンの様子を観察

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「ウルトラマンジード」にウルトラマンゼロに変身する伊賀栗レイトを役で出演している小澤雄太(春名中撮影)

「ウルトラマンジード」(テレビ東京系毎週土曜午前9時~)

 佳境に向かうウルトラマンジードの戦いを、兄貴分としてサポートするウルトラマンゼロ。そのゼロに変身する伊賀栗レイトを演じる。レイトはもともと気弱なサラリーマンで、強いヒーローと気弱な一家のパパの両面を演じ分けた。

 「戸惑いや不安もありましたが、楽しみの方が大きかったですね」

 不良学生など若い役が多かっただけに、レイト役への起用を「やっと僕もお父さん役ができる」と喜んだ。役作りのため、子供がいる友人の家を訪ねたり、東京・新橋駅周辺や電車の中でサラリーマンの様子を観察した。

 自身の演技をテレビで楽しみつつも、「反省するところが多い」と苦笑する。「もうちょっと、気持ちが出せていれば。短い時間で多くの気持ちを表現できるようになればいいな、と思いますね」

 気弱なサラリーマンの部分は地声で演技するが、自身と一体となっているウルトラマンゼロが出てくると、ゼロ役の人気声優、宮野真守の声に合わせて演じ分ける。その際の表情の変化も見どころだ。

 「ゼロである運命を受け入れる前と後で、気弱だったサラリーマンが、大変だけど希望を持って歩いて生きているようになった、と伝わるといいな、と思って演じました」と話す。父親役を演じた反響は大きく、ファン層も広がったという。

 「ヒーローを生み出す存在にあこがれていて、子供の頃はウルトラの母になりたかった」と笑う。「何かを生む力にたけている」と思える存在が、所属事務所社長のEXILE HIRO。HIROのように、自身も「何かをつくる人間になりたい」と考え、今にいたっている。

 ドラマは主人公の朝倉リク(浜田龍臣)が「悪に落ちたウルトラマンの息子」という運命を乗り越えるストーリーが軸だが、最終回に向かって「みんなが一緒に運命を乗り越えていく瞬間が始まる」という。「地球を救うほどではなくても、周りの人と一緒に何かをやれば、大きな力になる、と思える作品にしたい」と語る目は、気弱なサラリーマンではなく、ゼロが乗り移ったときの鋭さが現れていた。(文化部 兼松康)

 おざわ・ゆうた 昭和60年生まれ。東京都出身。平成21年、リーダーを務めていたブレークダンスチームの友人と参加した「第1回劇団EXILEオーディション」に合格。劇団EXILEのメンバーとして、数多くの舞台のほか、連続ドラマ「HiGH&LOW~THE STORY OF S.W.O.R.D.~」などに出演。