PR

ニュース 経済

JR九州が「貨客混載」を本格始動 新幹線活用、生鮮品など当日配達し収益力強化狙う

JR博多駅のホームで荷物を九州新幹線の列車に積み込むスタッフ
JR博多駅のホームで荷物を九州新幹線の列車に積み込むスタッフ

 JR九州は18日、九州新幹線を活用して貨物を運ぶ貨客混載事業を本格的に始めた。物流大手の佐川急便と共同で、列車の空きスペースに宅配便の荷物を積み込み、博多-鹿児島中央間を輸送する。新型コロナウイルス感染拡大の影響で厳しい経営環境にさらされるJR九州は、新幹線の速達性と余剰スペースの有効活用で収益力の強化を狙う。佐川急便にとっては、物流業界で人手不足が深刻化する中、集配効率の向上が期待される。(小沢慶太)

 毎日、上下区間1本ずつの新幹線を活用する。それぞれ福岡、鹿児島両市内で佐川急便が集めた荷物を列車で輸送する。JR九州は一昨年3月に車内販売を取りやめており、荷物は現在使用されていない列車内の車販準備室に積み込む。

 福岡、鹿児島両市間の配達は通常、荷物を預けた翌日以降だが、博多-鹿児島中央間を約1時間半で結ぶ新幹線を活用することで即日配達が可能となる。

 JR九州と佐川急便は昨年8月、貨客混載の事業化に向けて基本合意し、実証実験を重ねてきた。

 18日、JR博多駅では荷(に)捌(さばき)場に、佐川急便のトラックが到着すると、JR九州商事のスタッフが20個ほどの荷物を台車に載せてホームまで運び、午後1時13分発の「さくら407号」に積み込んだ。この日は博多からは明太子や書類など、鹿児島からは焼酎や鮮魚などが運ばれた。

 また同日、JR九州は独自に「みどりの窓口」で荷物を集配し、博多-鹿児島中央間を新幹線で輸送するサービスも開始した。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ