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“物言う株主”に株式を大量保有されたセブン&アイHD 中計控え警戒

セブンイレブン店舗(宮崎瑞穂撮影)
セブンイレブン店舗(宮崎瑞穂撮影)

 「物言う株主」として知られる米投資会社バリューアクト・キャピタルは12日、流通大手セブン&アイ・ホールディングス(HD)株式の3800万株以上を保有していると発表した。令和3年2月末現在の発行済み株式総数に占める割合は4%を超え、第4位の大株主に浮上したもようだ。バリューアクトは投資実績をもとに経営に積極関与する姿勢で知られており、27日に定時株主総会を控え、中期経営計画公表を先送り中のセブン&アイの出方も注目される。

 バリューアクトは声明でセブン&アイのコンビニ事業を「重要な中核事業で、強力なグローバル・ブランド」と高く評価、既に経営陣と対話したとも明かした。一方、セブン&アイは「個別株主との案件はコメントを差し控える。今後も株主との対話は続ける」と述べるにとどめた。13日の同社株価は一時4930円と年初来高値を更新、終値は前日終値比228円高(4・97%増)の4820円だった。

 バリューアクトは昨年、任天堂への投資で注目されたが、物言う株主とされるのは、積極関与した国内の投資先企業で事業構造改革が進むためだ。

 同社が平成30年5月に5%超の大量保有を届け出たオリンパスでは、バリューアクトのパートナーを務めるデイビッド・ロバート・ヘイル氏が令和元年6月に社外取締役に就任。オリンパスは昨年末、営業損益赤字が続いたデジタルカメラ事業を売却し、切り離しを終えた。

 また、昨年からバリューアクトが株主となったJSRは、今年6月の定時株主総会で同氏の社外取締役新任を諮る。JSRは今月、収益悪化した祖業の合成ゴム(エラストマー)事業について、構造改革の一環としてENEOSへの売却を発表している。

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