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東芝、買収提案で副社長トップの検討チーム 経産相「多大な関心」

東芝のロゴ(納冨康撮影)
東芝のロゴ(納冨康撮影)

 東芝が英投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズからの買収提案を受け、豊原正恭副社長をトップとする社内の検討チームを立ち上げたことが9日、分かった。CVCからの詳細な提案を待ってチーム内での議論を加速する。車谷暢昭社長兼最高経営責任者(CEO)は東芝入り直前にCVCの日本法人で要職を務めており、中立性の担保がポイントになる。

 車谷氏は三井住友銀行の副頭取を退任後、平成29年5月から30年3月までCVC日本法人の会長兼共同代表を務め、経営再建の手腕を見込まれて、同年4月に東芝の会長兼CEOに迎えられた。さらに東芝はCVC日本法人の藤森義明最高顧問が社外取締役を務めており、CVCに関係のある車谷氏や藤森氏の判断が東芝にとって不利益になる「利益相反」の可能性を指摘する声も少なくない。

 こうした懸念を受け、車谷氏は9日の取材に、検討チームについて「私は(議論の)報告を受けない」と強調。「限られた人数で、厳格な態勢でやる。利益操作が起きないようにする」とも述べ、情報管理を徹底する考えを示した。人選に関しては、株主に選任された取締役を重視すべきだとした上で、客観性を保つため社外取締役を中心に議論を進めるが、藤森氏を念頭に利害関係者は外すとしている。

 東芝も、買収提案について「検討には相応の時間を要し、複雑性を伴う。慎重に検討する」との永山治取締役会議長のコメントを発表した。

 一方、梶山弘志経済産業相は9日の記者会見で、CVCが原子力事業などを持つ東芝に買収提案したことに関し「当該事業を継続し、発展させることのできる体制が構築されるか多大な関心を持って注視することになる」と述べた。

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