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米中、新興国で影響力競う 環境、貿易、ワクチン…支援めぐり攻防も

 ただ、地球温暖化対策をでは、中国は長年、国際交渉などでアフリカ諸国などと連携して途上国をリードする立ち位置をとってきた。米国が温暖化対策の関与を拡大させる際に、中国が途上国の意見を代弁する形で米国に対抗姿勢を示す可能性がある。

 途上国へのワクチン支援をめぐっても先手をとっているのは中国だ。習近平国家主席はワクチンを「世界の公共財にする」と強調し、昨年10月に米国に先んじてCOVAXに参加。途上国向けの独自支援も進め、3月中旬にはワクチンの援助先が計80カ国、3国際組織に上ると報じられた。中国製ワクチンをめぐっては臨床試験(治験)の最終データの公表が不十分だと欧米で指摘されるが、確保に苦しむ途上国は管理も容易な中国製を歓迎している。

 中国は巨大経済圏構想「一帯一路」でも途上国へのインフラ投資を実行。中国が主導するアジアインフラ投資銀行(AIIB)も途上国の感染症対策や気候変動対策に関係する融資に力を入れる。

 中国の途上国への影響力は、米国がトランプ前政権時代に国際協調に背を向けた間に増した側面がある。巻き返しを図るバイデン政権の誕生で、今後の米中による勢力圏争いも過熱しそうだ。

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