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【USJ開業20年③】「2強」の影消える遊園地 ひらパー、生き残りへ挑戦  

 子供たちの歓声が今となっては幻のようだ。昨年8月末に閉園した「としまえん」(東京都練馬区)の敷地は、すでにアトラクションが撤去されて更地となっていた。閉園を惜しむ大勢の来園者に囲まれ、運営会社の社長が感謝と別れを告げた日から7カ月、家族連れらでにぎわった往時の様子はうかがい知れない。

 跡地には人気映画「ハリー・ポッター」のテーマパークが令和5年にオープン予定だ。94年間、地元に愛された遊園地から、外資系企業と総合商社、私鉄、リース会社が組んで作る最新体験型施設へと変貌する。

 遊園地の盛衰は、時代の変遷を映し出している。

 日本の遊園地の歴史は約110年前に始まったとされる。戦後復興とともに再興し、高度成長期には鉄道沿線の人口増から鉄道会社が運営する遊園地が数多く誕生した。

 ところが、昭和58年開業の東京ディズニーランド(TDL、千葉県)に代表されるテーマパークの登場が、遊園地から主役の座を奪った。東京ディズニーシー(TDS、同県)とユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)の東西2強が開業した平成13年以降、宝塚ファミリーランド(兵庫県)が15年、近鉄あやめ池遊園地(奈良市)が16年、小山ゆうえんち(栃木県)が17年に閉園するなど、各地の遊園地が次々と姿を消した。

 遊具の集積にすぎなかった遊園地が一貫したテーマ性や世界観を持つテーマパークに資金力でも集客力でも太刀打ちできなかったためだが、少子高齢化や核家族化など家族の形の変容、レジャーの多様化といった人々の行動の変化を捉えられなかった結果といえる。

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