キオクシア買収を検討 米マイクロンとWD
米紙ウォールストリート・ジャーナル電子版は3月31日、米マイクロン・テクノロジーと、米ウエスタン・デジタル(WD)がそれぞれ、半導体大手キオクシアホールディングス(旧東芝メモリホールディングス)のM&A(企業の合併・買収)を検討していると報じた。
キオクシアの企業価値は約300億ドル(約3兆3千億円)。株式の過半を米投資ファンド、ベインキャピタルが保有している。今春にも取引が成立する可能性もあるという。
キオクシアの手掛ける記録媒体「フラッシュメモリー」はスマートフォンやパソコンで使用される。新型コロナウイルスに伴う在宅勤務などで半導体需要が拡大、企業価値が高まった。
米政府は中国に対抗するため、米企業の半導体の生産能力を強化したい考えで、この取引を後押しする可能性がある。(共同)