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【USJ開業20年②】セ・リーグと異色のコラボ ファン開拓テコ入れ  

 新型コロナウイルス禍に苦しむエンターテインメント業界で3月、異色のコラボレーションが実現した。ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市)とプロ野球セ・リーグが、パートナーシップ契約を結んだのだ。

 「それぞれが抱えるファンに相互に足を運んでもらい、たくさんの方に元気を届けたい」。日本野球機構(NPB)の杵渕和秀セ・リーグ統括がこう強調すれば、USJ運営会社のジャン・ルイ・ボニエ最高経営責任者(CEO)も「コロナが世界に影を落とす今こそ、広く笑顔をお届けし、多くの人の心を輝かせる存在でありたい」と応じる。

 USJはセ・リーグのシーズン中、キャラクターが始球式や球場の大型ビジョンに登場し、野球ファンにUSJをアピールする。セ・リーグは来年3月にUSJを貸し切り、計6千人を招待するイベントを開催、USJファンに球場まで足を運んでもらうきっかけにする。

入場者激減

 コロナ禍が後押しした強者のコラボは、厄災による打撃が深刻であることの裏返しだ。

 USJは昨年2月から6月まで臨時休業し、再開後も入場者数を制限。セ・リーグは昨シーズン、開幕を6月に遅らせ無観客試合も余儀なくされたため、入場者数が計275万人と、過去最高だった令和元年の1486万人から激減した。

 ただ、提携の構想自体はコロナ以前から練られていた。セ・リーグには、ソフトバンクや楽天などの新興企業を親会社に持つ球団を中心に進境著しいパ・リーグへの強い危機感がある。

 プロ野球は「人気のセ、実力のパ」と言われた時代が長く続いたが、近年はパのチームの人気が急上昇。パは東北楽天イーグルスが仙台市の本拠地球場に観覧車などを付随させた「ボールパーク構想」を掲げるなど集客アップの地道な努力を続ける。巻き返しを図るセは、野球観戦の経験がない女性や子供らUSJファンの取り込みを狙った。

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