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スエズ運河航行再開 車・石油元売り安堵「影響軽微」

29日、エジプトのスエズ運河でタグボートにけん引されるコンテナ船「エバーギブン」(スエズ運河庁提供・AP=共同)
29日、エジプトのスエズ運河でタグボートにけん引されるコンテナ船「エバーギブン」(スエズ運河庁提供・AP=共同)

 エジプトのスエズ運河で座礁し脱出作業が続いていた大型コンテナ船が離礁、運河の航行が再開した。国際海運に大きな影響を与えた事故発生から6日ぶりの事態収拾に向けた動きを受け、日本の産業界からも安堵(あんど)の声が聞かれた。

 「スエズ運河での座礁自体は過去にもあったが、1週間にわたって遮断したのは珍しかった」。海運関係者は今回の事故の重大性を強調する。日本郵船や商船三井など海運大手では、タンカーなど数隻が足止めされ、出資会社の船舶の中にはアフリカ大陸南端の喜望峰を回る迂回(うかい)ルートを選択したものもあったという。

 今回の脱出作業が難航すれば、航行の再開時期がさらに遠のく恐れがあっただけに、関係者は一様に一息つく。欧州への輸出にスエズ運河を利用する自動車大手関係者は「比較的早く航行が再開できることで影響は軽微で済むのでは」と期待する。

 石油元売り大手の幹部は「日本の原油調達そのものに大きな支障はないと考えていたが、座礁した状態が長引けば世界経済に影響が生じて、原油にも響いてくることを危惧していた。正常化への道が見えてきたのは望ましい」と胸をなでおろす。総合商社の関係者も「物流の遅延以外に大きな問題は起きていない」と早期の再開を歓迎する。

 ただ、航行の正常化にはまだ3~4日間は必要との見方もあり、当面は気の抜けない状況が続く。三菱自動車は「引き続き情報を精査していく」と慎重な姿勢を崩していない。

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