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生産回復に3~4カ月 ルネサスの半導体工場

火災が起きたルネサスエレクトロニクスの那珂工場=茨城県ひたちなか市(同社提供)
火災が起きたルネサスエレクトロニクスの那珂工場=茨城県ひたちなか市(同社提供)
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 半導体大手ルネサスエレクトロニクスは30日、火災で停止中の那珂工場(茨城県ひたちなか市)について、火災前の出荷水準まで回復するのに今月19日の火災発生から3~4カ月かかるとの見通しを明らかにした。自動車向け半導体の在庫が切れる4月下旬に供給を停止するため、7月ごろまで供給が滞るという。世界的な半導体不足で減産を余儀なくされている自動車メーカーにとっては追い打ちをかける事態だ。

 柴田英利社長兼最高経営責任者(CEO)がオンライン記者会見で説明。1カ月以内に生産を再開するという目標について「達成確度は大きく高まっている」と強調する一方、火災前水準の回復時期をめぐっては「(損傷した)装置の調達次第だ」とも語った。

 三菱UFJモルガン・スタンレー証券は、半導体不足の影響などで、国内自動車大手の2021年度上半期の世界生産が約12%減少すると試算しているが、同工場の火災で減産がさらに拡大しかねない状況。柴田氏は影響を受ける自動車の生産台数は「把握しきれていない」としている。

 梶山弘志経済産業相は30日の記者会見で、台湾の半導体メーカーに代替生産を要請したと表明。ルネサスが半導体製造装置を迅速に調達できるよう、複数の装置メーカーと協議していることも明かした。ルネサスは代替生産先を一定程度確保し、被害を免れた部品を基に生産を再開する方針で、自動車生産への影響を最小限にとどめたい考えだ。

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