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米アプライド、旧日立系企業の買収断念 中国の承認得られず

 【ワシントン=塩原永久】米半導体製造装置大手アプライドマテリアルズは29日、同業で日立製作所の傘下企業を前身とする「KOKUSAI ELECTRIC」(東京)の買収を断念したと発表した。所定期日までに中国当局から買収の承認が得られなかったためだとしている。

 半導体は米中ハイテク競争の主戦場だ。米国が半導体製造装置などの対中輸出を禁じる制裁措置を発動したのに対し、中国は自力生産に必要な関連技術の確保を目指している。

 中国が買収を承認しなかったのは、KOKUSAIが米企業傘下に入れば、自力生産能力の確保に「支障をきたす恐れがあるとみたためだ」との見方が、業界関係者に浮上している。

 アプライドのディッカーソン最高経営責任者(CEO)は声明で「買収できなかったのは残念だ」と述べたが、「技術的なリーダーシップを推し進める絶好の好機になる」と強調した。

 アプライドは2019年にKOKUSAIの買収を発表した。今月22日に買収が不成立となった可能性があると表明。29日に買収断念を正式に認めた。

 アプライドはKOKUSAIの全株式を握る米投資ファンド「コールバーグ・クラビス・ロバーツ」に対し、買収契約の解除料として1億5400万ドル(約169億円)を支払う。

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