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東西間の電力融通拡大 新変換所を公開

飛騨変換所内の電流の波形を変える設備。積雪に備え屋外設備の一部をかさ上げし、雪が積もらないよう三角屋根を設けた=29日午後、岐阜県高山市
飛騨変換所内の電流の波形を変える設備。積雪に備え屋外設備の一部をかさ上げし、雪が積もらないよう三角屋根を設けた=29日午後、岐阜県高山市

 中部電力パワーグリッド(PG、名古屋市)と東京電力パワーグリッド(東京)は29日、周波数の違う東西間で電力を融通できる能力を増強し、一端を担うために新設された「飛騨変換所」(岐阜県高山市)を報道陣に公開した。東西間の融通能力は計120万キロワットだったが、今回の増強で210万キロワットへ拡大。総工費は約1300億円で31日に運用を開始する予定だ。

 周波数は東日本が50ヘルツ、西日本が60ヘルツと分かれ、相互の電力融通には周波数の変換設備が必要だ。2011年の東日本大震災では福島第1原発など、多くの発電所が停止し東京電力は電力不足に陥ったが、周波数の異なる西日本からは十分な電力融通を受けられず、東電は計10日間の計画停電の実施を余儀なくされた。その教訓から設備の増強が求められていた。

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