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入社式、「対面」そろり復活も…研修はオンラインが一般的に

 例年4月1日に開かれる企業の入社式。昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、大型会議室や外部の施設などで、新入社員が一堂に会し、経営トップらが訓示する対面式による開催は見送られたが、今年はオンライン併用も含め、対面式が復活している。感染防止に取り組み、新入社員を対面で歓迎しようと懸命だ。一方で、新入社員研修は、対面のみの実施は極めて少数派となるなど、この領域ではデジタル化が一気に加速している。

 「入社式は社員として大きな節目で大事にしたい」

 昨年はオンライン入社式を実施した三井物産だが、今年は東京・大手町の本社に隣接した大型施設に会場を確保。担当者は「昨年は急なことで、オンラインを余儀なくされたが、感染防止に何が必要かわかったので、今年は対面に戻す」と話す。

 昨年は3月に、東京都などが移動自粛や在宅勤務を強く要請したため、ENEOSや東京電力ホールディングス(HD)が入社式自体を中止したほか、資生堂などがオンライン入社式に切り替え、対面式の開催はほとんどなかった。

 今年は、大和ハウス工業や野村HDのように、引き続きオンラインとするケースもあるが、対面や、オンラインと対面の併用が増えている。パナソニックではマスクを外して発言する可能性のある新入社員、スタッフ全員がPCR検査を受けるなど、感染防止策にも注意を払う。

 対面とオンラインを併用する三井住友海上火災保険は、東京都内在住以外の新入社員はヴァーチャルリアリティ(VR)で参加。顔写真を張り付けたアバター(分身)がVR空間に参加する入社式を予定する。

 ただ、日本製鉄は在宅勤務の最大限活用、出張の原則見合わせといった現在とられている全社的な感染対策に沿った結果、全国の拠点などから新入社員を一堂に集めることは難しいと判断し、2年連続で入社式を中止にする。

 新入社員研修は、対面との併用も含めオンライン化が主流だ。今回ヒアリングした40社弱で、対面を基本とするのはコンビニ大手のローソンだけ。日産自動車のように製造現場では対面の研修も設定されていたり、接客を伴う星野リゾートなどでは対面の比重を多くするというが、オンライン研修がもはや一般的だ。

 2年前まではほとんどの企業が対面での研修を実施。それが、コロナによって一気に進んだテレワークや在宅勤務が進んだように、新入社員研修でも新しい様式が定着している。

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