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新興国経済を襲う物価高 米経済好調で通貨安 ブラジルなど物価上昇で相次ぐ利上げ

 しかし先進国が財政出動で景気回復に道筋をつける一方、財政余力が乏しい新興国はコロナ禍の打撃を引きずったままだ。ワクチン普及で出遅れる新興国の経済正常化が遠のく中、経済活動を冷やしかねない「望まない金融引き締め」が進めば景気への逆風になる。

 米金利上昇が新興国の通貨安と資金引き揚げを招く構図は世界的な金融危機「リーマン・ショック」後の回復局面と同じだ。2013年5月にFRB首脳が量的緩和策の縮小を示唆し、世界市場を混乱させた「テーパー・タントラム」(市場のかんしゃく)は、米国経済の影響力の大きさを浮き彫りにした。

 このためパウエルFRB議長は、金融引き締めに転じる際に「十分に前もってシグナルを出す」と説明し、新興国からの大規模な資金流出といったリスクの回避に努める構えだ。ただし、国際金融協会(IIF)は13年当時と同様、新興国市場からの資金流出が今年3月以降に起きていると分析し、警戒を呼び掛けている。

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