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大阪の中心・船場の活性化目指せ 大阪商議所が新提言

大阪市中心部の船場地域にある道修町。医薬品産業の集積地として知られる=同市中央区
大阪市中心部の船場地域にある道修町。医薬品産業の集積地として知られる=同市中央区

 大阪商工会議所は、大阪市中心部にある船場地域の機能強化を求める提言を発表した。市内ではJR大阪駅周辺のキタや、難波周辺のミナミ、2025年大阪・関西万博の会場となる夢洲などで開発が活発化しているが、中心部である船場には包括的な開発計画が存在しないと指摘。商業地として歴史があり、立地にも恵まれた船場地域を発展させることで、市中心部の空洞化を防ぐ必要があると主張している。(黒川信雄)

 船場は土佐堀川や東横堀川、長堀通などに囲まれた一帯で、南北には御堂筋が通る。歴史的に河川を利用した商業が活発に展開されてきたほか、医薬品産業や繊維産業の集積地としても知られる。

 ただ近年は、船場地域にあった企業の本社機能が相次ぎ首都圏や市内の他地域に流出するなど、地盤沈下が指摘されている。オフィス流出で空いた土地にはタワーマンションなどが建設され、人口が一定数増加するなどの傾向もみられるが、地域を包括的に開発する計画がなく、中長期的な発展が危ぶまれている。

 そのため大商は提言で、大阪市を南北、東西に結ぶ結節点として船場を定義し、その開発の重要性を強調。飲食、製薬、繊維など産業面での特徴を地域のブランド力として強化するほか、徒歩圏内にオフィス街や店舗、居住空間が一体的に存在する事実に着目し、都市整備などを通じて「働く、住む、訪れる」が融合できる街を目指すべきだとしている。

 大商によれば、行政や地元団体、有識者、大商などで近く、船場地域の発展に向けた協議体を発足する計画で、今回の提言も検討される。大商は合わせて、大阪市に対し、船場など市中心部のまちづくりを担当する横断的な部署の設置も働き掛けるという。

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