PR

ニュース 経済

開業時期は白紙、規模大幅縮小も 誤算続きの大阪IR 揺らぐ「世界最高水準」

 コロナ禍でIR事業者の苦境は深まっており、米ラスベガス・サンズは日本市場参入の見送りを表明。MGMも、20年の通期決算で売上高は前期比6割減に落ち込んだ。

 府市は、IRと万博の会場になる大阪湾の人工島、夢洲(ゆめしま)への地下鉄延伸費用として約200億円の負担もIR事業者に求めており、MGM・オリックスが撤退することになれば、IRに先立って開かれる万博にも影響しかねない。

 「MGM・オリックスが心変わりしないよう、配慮せざるを得ない状況だ」(関西財界関係者)

誤算続き

 いち早く誘致を打ち上げた大阪のIR。当初、ラスベガス・サンズやメルコリゾーツ&エンターテインメント(香港)などの世界大手が1兆円規模の巨額投資計画とともに参入を表明した。

 ただ、その後は誤算が続く。2019年8月に横浜市が名乗りを上げると事業者は相次いで横浜参入にかじを切り、結局、昨年2月の書類審査に応募したのはMGM・オリックスのみだった。府市と事業者の交渉では「圧倒的に事業者優位になった」と指摘される。

 コロナ禍でIR事業者の業績が悪化し、さらに配慮が必要になった。IR事業の回復時期は見通せず、「世界中から人・モノ・投資を呼び込む」とした大阪の構想も揺らぐ。

揺らぐ?MGM

 今回の修正案に伴い、府市は3月中にも事業者を追加募集する。

 当初、大阪IRへの参入に強い関心を示していたゲンティン・シンガポール関係者は産経新聞の取材に「何もコメントすることはない」。香港のギャラクシー・エンターテインメント・グループ日本法人のテッド・チャン最高執行責任者は「募集要件にどのような変更がなされたかには関心がある」と含みももたせた。

続きを読む

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ