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「当然ながら経営責任ある」 ATM障害でみずほ銀頭取一問一答

システム障害に関する会見に臨む、みずほ銀行の藤原弘治頭取。左は片野健常務執行役員=1日午後、東京都千代田区(川口良介撮影)
システム障害に関する会見に臨む、みずほ銀行の藤原弘治頭取。左は片野健常務執行役員=1日午後、東京都千代田区(川口良介撮影)

 システム障害で現金自動預払機(ATM)の出金などができなくなった問題を受け、みずほ銀行の藤原弘治頭取は1日夜、東京都内で記者会見を開いた。自行で保有する約5900台のATMのうち、最大4318台で不具合が発生し、吸い込まれたままのキャッシュカードや通帳は計5244件に上る。藤原頭取は顧客対応を最優先する考えを示した上で、「みずほ固有の問題がないか、もう一度点検していく必要がある」と述べ、陳謝した。主な一問一答は次の通り。

 --どういう作業の過程で問題が起きたのか

 「2つの事象が起きた。1つ目は不稼働の定期預金口座についてのデータを移す作業と25万件の月末の更新作業の過程でシステム障害が起きた。2つ目は次期システムで問題を感知し、一部取引の間口を狭め、本体への影響を少なくする機能が働いたことで、一部のATMが使えなくなった」

 「事前にテストをした上で作業した。土日にかけてデータを移行したが、土曜には問題が起きなかった。ただ、月末更新の件数は土曜は15万件に対し、日曜は25万件と多かった。備えが不十分だった」

 --顧客への情報提供はどのように行ったか

 「インターネットバンキングの画面や当行ホームページで告知した。全支店長に出勤と顧客対応を指示し、営業店にポスターを張った。休日ということもあり、コールセンターの人手が手薄で、電話をしっかり受けられなかった」

 --再発防止策として、ハードを増築するのか、運用を変えるのか

 「今回の原因となった部分のデータ処理能力は5倍に増強した。本当にそれだけでいいのかは総点検する。予備テストの方法など、運用上どうあるべきかも改めて再発防止策の中で対応していきたい」

 --次期システムには複数の供給元が関わっている。責任の所在は

 「今回の事象についてはみずほ銀行がすべての責任を負う。システム構築は成功裡(り)にリリースされているし、運用面でみずほ銀行やグループ会社に不十分なところがあった」

 --経営責任をどう考えるか

 「まずは顧客にカードや通帳を早期に返却し、手数料の補填(ほてん)をしたい。その上で、サービスの安定稼働、原因究明や再発防止策を作る。当然ながら経営責任はあるし、しっかり受け止めていきたい」

 「3月末までは私が頭取なので、不退転の決意でこの問題に対処し、新しい頭取に引き継ぎたい」

 --問題の検証はどのように行うのか

 「再発防止策を作る際は第三者に入っていただく。透明性の高い形で原因究明と再発防止策を策定したい」

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