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富士山登山鉄道、学術委で異論なし

オンラインで開かれた富士山世界文化遺産学術委員会で発言する遠山敦子委員長=26日、静岡県庁(田中万紀撮影)
オンラインで開かれた富士山世界文化遺産学術委員会で発言する遠山敦子委員長=26日、静岡県庁(田中万紀撮影)

 山梨、静岡両県などでつくる富士山世界文化遺産学術委員会(委員長・遠山敦子元文部科学相)は26日、オンラインで会合を開き、富士山の山梨県側の麓と5合目を結ぶ富士山登山鉄道構想を県が報告した。手続きについて委員から異論はなく、遠山氏は「拙速にならないよう、慎重に進めてほしい」と求めた。

 学術委は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が定める「遺産影響評価」を登山鉄道の計画段階で行うべきだとする提言を4日付で山梨県の構想検討会(会長・御手洗冨士夫経団連名誉会長)に送付。8日に了承された構想は「遺産影響評価を県が中心となって行う」と明記していた。

 会合では、稲葉信子・筑波大名誉教授(世界遺産学、建築学)が「構想に提言の内容を反映していただいた。山梨県の責任で、遺産影響評価を学術委と連携して進めてほしい」と述べた。

 日本イコモス国内委員会委員長の岡田保良・国士舘大客員教授(世界遺産学、建築史)も「計画段階での遺産影響評価を明確に取り込んだことは積極的に評価されていい」と語った。

 静岡県庁で会合に出席した遠山氏は終了後、記者団に「山梨県だけでやるのではなく、学術委も常にアドバイスをし、見直しも含めて、文化庁やユネスコとも相談しながらやっていく」と説明した。

 山梨県世界遺産富士山課の信田恭央課長は「(登山鉄道構想に)しっかり提言が反映されていると確認された」と述べた。

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