NY株続伸、最高値更新 米インフレ懸念和らぐ
24日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は4営業日続伸し、前日比424・51ドル高の3万1961・86ドルと、過去最高値を5営業日ぶりに更新して取引を終えた。米インフレ加速に対する懸念が和らぎ、買いが強まった。
ハイテク株主体のナスダック総合指数は132・77ポイント高の1万3597・97と反発した。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が24日の議会証言で金融緩和策を長期にわたり維持する可能性を示したことが好感された。
24日の債券市場では景気回復への期待から10年物米国債利回りが一時1・4%を上回り、1年ぶりの高水準となった。金利上昇が警戒され、ダウ平均は取引開始直後、売りが先行した。
銘柄別では、航空機のボーイングや石油のシェブロンが買われた。一方で、住宅用品販売のホーム・デポは下げた。(共同)