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【登板】開発者魂で激動の時代に「わくわく」 ホンダ新社長の三部敏宏氏(59)

ホンダ社長に就任する三部敏宏氏=19日、東京都港区(宇野貴文撮影)
ホンダ社長に就任する三部敏宏氏=19日、東京都港区(宇野貴文撮影)

 「安定した時代よりも、激動の時代が合っている。重責は感じているが、わくわくもしている」

 電動化や自動運転などの技術で競争が激化し、「100年に1度」の変革期とされる自動車業界。表情は柔和だが、トップ就任への強い意気込みを口にした。

 八郷隆弘社長からは、2030(令和12)年には四輪販売の3分の2を電気自動車(EV)などの電動車とし、50年には二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロにする「カーボンニュートラル」を実現するという目標を引き継ぐ。

 電動化加速は「調達、生産両面の戦略に同時に取り組み、(充電スタンド整備などの)インフラ側とのタイミングが合わないとうまくいかない」とし、「全てを加味してベストの戦略を考えたい」と語る。

 既に米ゼネラル・モーターズ(GM)と提携しており、「自前主義」にはこだわらない。「必要であれば外部の知見やアライアンスの検討なども含め、躊躇(ちゅうちょ)なく決断、実行する」

 エンジン開発に長く携わり、「環境対応のエキスパート」の道を歩んだ。開発現場では、排ガス規制の強化に対応できる高度な技術を求められた経験もある。

 「エンジンが吸った空気よりも、吐き出した空気のほうがきれいになったというデータを見て感慨にふけった」と振り返る。

 今後については「電動化がメインストリーム」としながらも、「エンジンがなくなるとは思わない。使い方によってはカーボンニュートラルを達成できる可能性もある」と話す。開発者魂を忘れず、激動期に挑む。(宇野貴文)

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