学校ツール1億5千万人超 米グーグル、コロナで急増
米グーグルは17日、教育現場向けの学習管理ツール「グーグルクラスルーム」の利用者が1億5千万人超と、前年の4千万人から急増したと明らかにした。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、学校のITサービス活用が広がった。
グーグルは教育機関にクラスルームやビデオ会議システム「グーグルミート」などのサービス群の利用を促し、顧客の囲い込みを進めている。米ズーム・ビデオ・コミュニケーションズや米アップルが競合企業だ。
グーグルは17日、教育向けサービス群の新機能を発表した。クラスルームの新機能は、生徒の宿題の提出状況などを把握しやすくする。ミートは、オンライン授業を運営しやすくするため、出席者を一斉にミュート(無音)できるようになる。教師が退出したら、生徒のビデオ会議使用を制限する機能も加える。(共同)