クラウド会計freee、顧客情報2898件漏洩の可能性
クラウド会計のfreee(フリー)は10日、クレジットカード番号やメールアドレスなどを含む顧客情報2898件が漏洩(ろうえい)した可能性があると発表した。クラウド基盤のセキュリティー設定に不備があり、ホームページ上の問い合わせフォームに書かれた内容が第三者に見られる状態だった。
外部からの指摘を受けて社内調査したところ、約1年間にわたって第三者からアクセスできる状態だったことが判明。9日中に第三者によるアクセスを不可能とするようセキュリティー設定を変更した。10日午後3時現在、情報が悪用されたなど被害の情報は入っていないという。
フリーは平成24年設立。同社のクラウド会計ソフトは中小企業や個人事業主に広く活用されている。令和元年12月に東証マザーズに上場した。