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スパコン「富岳」3月9日から本格運用 予定を前倒し

スーパーコンピューター「富岳」=令和2年6月16日午前、神戸市中央区の理化学研究所計算科学研究センター(渡辺恭晃撮影)
スーパーコンピューター「富岳」=令和2年6月16日午前、神戸市中央区の理化学研究所計算科学研究センター(渡辺恭晃撮影)
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 文部科学省と理化学研究所などは9日、新型スーパーコンピューター「富岳(ふがく)」の本格的な運用を3月9日から開始すると発表した。令和3年度の運用開始を目指していたが、予定を前倒しして、より早期の成果創出を狙う。

 理研と富士通が共同開発した富岳は、昨年4月から一部の設備を先行利用して、新型コロナウイルス感染症対策に貢献することを目的とした研究を開始。ウイルスの飛沫(ひまつ)シミュレーションや既存薬から新型コロナ治療薬の候補を探す研究などで大きな成果を上げている。

 コロナ以外の課題でも、ソフトウエアの動作確認やシステムの調整を目的とした試行的な利用を進め、本格的な運用開始に向けて利用環境を整備してきた。

 今後はより幅広いユーザーが本格的に利用できるようになる。一般公募による3年度の利用課題には81件の応募があり、選定を進めている。若手研究者や産業界などの利用を促進する取り組みも予定している。

 富岳は昨年6月、スパコンの計算速度を競う世界ランキング「TOP500」でトップに輝いた。より実用的な計算や人工知能(AI)、大規模データの計算性能を競う3つの分野でも首位となり、世界初の4冠を達成。同11月に発表されたランキングでも4冠の座を守った。

 先行研究や性能ランキングで示されてきた高い実用性が、いよいよ防災や産業競争力強化など幅広い分野で活用されると期待される。

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