PR

ニュース 経済

ルネサスが英半導体大手買収、6200億円で

 ルネサスエレクトロニクスは8日、英半導体大手ダイアログ・セミコンダクターを買収すると発表した。全株式を約48億8600万ユーロ(約6157億円)で取得する。ルネサスは買収によって製品ラインアップや技術人材を拡充し、競争力を高めたい考え。

 1株当たり67・50ユーロ(約8500円)でダイアログの全株式を取得する。手続きは年内に終える計画だ。

 ダイアログの2019年12月期の売上高は約1644億円。主に家電や自動車など幅広い製品に搭載する電源制御用半導体の設計を手掛ける。製品は米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」にも搭載されている。

 オンラインで記者会見したルネサスの柴田英利社長は「ダイアログが加わることで、特にモノのインターネット(IoT)分野が一層強化される」と述べた。

 半導体業界では買収戦略が活発化している。米半導体大手エヌビディアは昨年9月、ソフトバンクグループ傘下の英半導体設計大手アームを最大400億ドル(約4兆2千億円)で買収すると発表。ルネサスも17年に米インターシルを約32億ドル、19年には米インテグレーテッド・デバイス・テクノロジー(IDT)を約67億ドルで傘下に収めた。

 ルネサスは三菱電機と日立製作所の半導体事業を統合したルネサステクノロジにNEC子会社が合流して10年に誕生した。近年は売上高の半分超を占める自動車向け以上に収益性が高いIoTや第5世代(5G)移動通信システムといった分野を強化。製品力や技術力を重視したビジネスへの転換も図っている。

あなたへのおすすめ

PR

PR

PR

PR

ランキング

ブランドコンテンツ