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農林水産物輸出、令和2年は1・1%増 「巣ごもり需要」追い風

東京・霞が関の農林水産省
東京・霞が関の農林水産省

 農林水産省は5日、令和2年の農林水産物・食品の輸出額(速報値)が前年比1・1%増の9223億円となり、8年連続で過去最高だったと発表した。新型コロナウイルスの世界的大流行の中、消費者の「巣ごもり需要」を背景に鶏卵やコメといった家庭食向けの品目が伸長。下半期(7~12月)の牛肉や日本酒の持ち直しも支えとなった。

 政府は輸出額を7年までに2兆円、12年までに5兆円に引き上げる目標を掲げている。野上浩太郎農水相は5日の閣議後記者会見で「今後も需要の変化に対応し、商流も維持しながら、5兆円目標の実現に向けて取り組みたい」と述べた。

 内訳は、農産物が11・7%増の6565億円と2桁の伸びで、林産物が2・8%増の381億円。一方、水産物は20・8%減の2277億円で明暗を分けた。

 品目別では、海外での巣ごもり需要を背景に、鶏卵が約2・1倍、コメが15・0%増。パックご飯も3割近く増加し、即席めんやコーンフレークも伸びた。

 牛肉は外食需要の不振で上半期(1~6月)は低迷したが、小売り向けや電子商取引向けを中心に下半期に持ち直し、年間では2・7%減にとどまった。日本酒は3・1%増だった。

 一方、水産物は苦戦が目立った。真珠は新型コロナの影響で主力の香港での宝飾展示会が軒並み中止となり、76・9%の大幅減。水産物で輸出額首位のホタテガイは価格下落が響き29・6%減、元年は好調だったブリも24・7%減だった。

 輸出額で上位の国・地域は元年とほぼ同じ。首位は香港、2位は中国、3位は米国、4位は台湾だった。

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