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東京・墨田区、ものづくりベンチャー支援拠点を今秋にも整備 区内誘致図る

ものづくりベンチャー企業にとっても、開発品の試作や量産化などで町工場との連携を望んでいる=2018年11月、東京都墨田区の浜野製作所(松村信仁撮影)
ものづくりベンチャー企業にとっても、開発品の試作や量産化などで町工場との連携を望んでいる=2018年11月、東京都墨田区の浜野製作所(松村信仁撮影)

 東京都内有数の町工場が集まる墨田区が、今秋にもものづくりベンチャー企業を支援する拠点を区内に設置することが4日、分かった。区の令和3年度予算案に新規事業として約3135万円を計上した。拠点を通じて、ものづくりベンチャー企業を誘致。既存の町工場との連携により、地域経済の活性化を図る。

 新たな支援拠点は京成八広駅近くの区民施設「東墨田会館」の一部を活用。拠点の運営には、「スタートアップ」と呼ばれる創業初期のベンチャー企業への支援実績が豊富な金属加工の浜野製作所(墨田区)が協力する。

 今春に支援を希望するベンチャー企業を公募し、数社を選定。施設の開業時期は新型コロナウイルスの感染状況によって流動的な要素があるが、今秋を想定している。

 浜野製作所は平成26年から、ものづくりベンチャー企業からの求めに応じて、金型や製品の試作などを行ってきた。分身ロボ開発のオリィ研究所(港区)、電動車いすのWHILL(ウィル、品川区)、風力発電機開発のチャレナジー(墨田区)なども創業初期に浜野製作所の技術協力を仰いだ。

 ベンチャー企業が事業を拡大するには、開発した製品の量産が不可欠だが、浜野製作所では量産のための設備などが不足しているなどの課題があった。

 総務省統計局の平成28年経済センサス活動調査によると、墨田区内の工場数は2154カ所で、東京23区では大田区に次ぐが、高度経済成長期の昭和45年の約5分の1にとどまる。

 墨田区には、宇宙ベンチャーのアストロスケールが平成27年からJR錦糸町駅近くに開発拠点を置く。こうしたことから区は、錦糸町駅周辺に宇宙ベンチャー、北部の堤通周辺に防災関連のベンチャー企業の誘致を進める。新たな支援施設は、区内の町工場とベンチャー企業が連携して新たな技術を生み出す「ハードウエア・スタートアップ拠点」として整備する。

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