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消費、外出から巣ごもりへ…行動変容で業界に明暗

 「巣ごもり」を支えたのがインターネット通販などの非対面サービスだ。昨年12月の楽天市場の取扱高は前年の約1・5倍。三木谷浩史会長兼社長は「この傾向はさらに加速していく」と語る。消費者の行動範囲は主に自宅周辺に縮小し、食品や日用品を扱うスーパーが売り上げを伸ばした。

 消費者は自宅での娯楽を充実させていく。任天堂の主力ゲーム機「ニンテンドースイッチ」のソフトで昨年3月に発売した「あつまれ どうぶつの森」が世界的にヒット。スイッチも発売4年目にして過去最高の推定年間販売台数595万台を記録した。

■緩慢な回復の足取り

 消費動向は昨年4~5月を底に緩やかな回復基調に移った。国民に一律10万円を配った特別定額給付金なども回復を下支えし、株式市場は日本銀行による上場投資信託(ETF)の買い入れやワクチン開発への期待から上昇。年末終値は2万7444円と約30年ぶりの水準に達した。

 ただ回復の足取りは緩慢だ。昨秋から本格化した感染流行の「第3波」や、所得環境や雇用情勢の悪化も加わって、スーパー関係者は「値引きに対する消費者の感度は高くなっている」と指摘する。

 渡辺努・東大経済学部長は「新型コロナは外食から自宅調理、映画館でなくネット配信と『代替消費』を加速させたが、“代替先”の付加価値は低く、全体の消費総額を落としている」と分析している。

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