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東洋紡、新社長に竹内郁夫取締役

会見に臨む竹内郁夫取締役=12日、大阪市北区(田村慶子撮影)
会見に臨む竹内郁夫取締役=12日、大阪市北区(田村慶子撮影)

 東洋紡は12日、大阪市内で会見を開き、4月1日付で新社長に竹内郁夫・取締役兼常務執行役員(58)が昇格する人事を発表した。在任7年となる楢原誠(せい)慈(じ)社長(64)は同日付で代表権のない会長に就任。経営の若返りを図り、令和4年度から始まる4カ年の新中期経営計画を新体制で推進する。

 竹内氏は繊維事業の営業畑を歩んだ後、経営企画室長として社内の若手社員を巻き込んだ新事業の立ち上げなどに従事。中国の現地法人の商社で社長を務め、販路開拓にも貢献した。

 社長就任に向け、昨年に起きた犬山工場(愛知県犬山市)の火災事故や、電子部品向け樹脂の安全認証を不正に取得した不祥事などを念頭に「危機は変革のチャンスととらえ、持続可能な成長を目指して改革を進める」と意気込んだ。 

 楢原氏は財務や経営企画畑を歩み、多角化に貢献してきた。社長に就任後は工業・包装用フィルム事業の売り上げを大きく伸ばして主力に育てたほか、採用を増やすなど女性活躍を推進した。

 楢原氏は代表権を返上する理由について「会社を引っ張っていくのは社長だ。会社の基盤をしっかり再構築するのにまだ課題は多く、私は一歩引いて支えることに徹したい」として、ガバナンス(企業統治)の面から新社長のサポート役に回る意向を示した。

 竹内郁夫氏(たけうち・いくお)神戸大経済卒。昭和60年東洋紡績(現・東洋紡)。執行役員を経て、令和2年6月から取締役兼常務執行役員。香川県出身。

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