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三越伊勢丹社長「ネット通販1千億円規模に」

インタビューに応じる三越伊勢丹ホールディングスの杉江俊彦社長=東京都新宿区(三尾郁恵撮影)
インタビューに応じる三越伊勢丹ホールディングスの杉江俊彦社長=東京都新宿区(三尾郁恵撮影)

 三越伊勢丹ホールディングス(HD)の杉江俊彦社長は産経新聞社のインタビューに応じ、インターネット通信販売の全売上高に占める比率を1割超に高め、今年度の約300億円から1千億円超の売り上げを目指す考えを示した。来年5月に発表する令和5年度までの3カ年中期計画に盛り込む。食品配送の物流インフラや地方におけるデジタル拠点も整備し、新規顧客を開拓していく。

 同社は今年度、310億円のネット通販の売上高を見込む。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う巣ごもり需要の増加で、当初計画から大幅に上積みされた一方、外出自粛の拡大で店舗売り上げは落ち込む。また地方や郊外の店舗はコロナ前から苦戦が続き、規模縮小を余儀なくされている。

 杉江社長は「欧米の百貨店のネット通販比率は1割以上で、その水準は目指さないといけない。300億円の3倍や4倍はやらないとゴールが見えない」と、ネット通販を収益の柱の一つに育てる考えを示す。

 収益増加に向け、コールセンターのほか食品を配送する冷凍・冷蔵機能を持つ倉庫などを自社で整備するための投資を進める計画。倉庫整備の投資は1カ所あたり約50億円を想定している。「定期的な購入が見込める食品でファンを作り、その顧客層をベースに衣料品などを提案していくというモデルにしないと通販は成立しない」と話す。

 また全国で展開している小型店にデジタル拠点としての機能を持たせ、ネットで東京の基幹店による接客を受けながらネット通販を利用できる仕組みも検討する。杉江社長は「現在も小型店のある地域とない地域ではネット通販の売り上げが違う」として、身近に店舗を構えることで相乗効果が生み出されるとの認識を示した。

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