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3年度の新規国債発行額は43・6兆円で11年ぶり増 遠のく財政再建

首相官邸=東京都千代田区
首相官邸=東京都千代田区

 21日に閣議決定された令和3年度予算案は国の借金である新規国債発行額が43兆5970億円となり、前年度当初比で11年ぶりに増加した。新型コロナウイルスの収束時期は見えず、再び補正予算の編成を迫られれば、さらに上乗せされそうだ。当面は財政出動で家計や企業の支援に徹することが求められるが、コロナ後を見据えた財政健全化への戦略をいまから練り直す必要がある。

 「(安倍政権で)8年かけてやってきた公債(国債)依存度の削減が、コロナのおかげですっかり崩れた。少々残念だ」。麻生太郎財務相は21日、歳入全体に占める借金の割合を示す国債依存度が40・9%と前年度当初の31・7%から大幅に悪化したことについて、こう嘆いた。

 そもそも新型コロナ対策は少なからず3次補正に計上されている。それにも関わらず、当初予算でもコロナ対策費には大型予算が計上された。その当初予算は、支出の4割を国債でまかなうしかなく、まさに非常事態だ。

 借金に依存する日本の財政運営は危機的な状況で、日本の債務残高の対国内総生産(GDP)比は足元で266・2%と先進国で最悪の水準にある。3次補正や来年度当初予算を加えればさらに膨らみ、3年度末の国債発行残高は990兆円超に上る。

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